バターを使ったお菓子作りといえば、焼き菓子を最初に挙げる方が多いと思います。
そんなバターを使う焼き菓子ですが、実は意外と初心者が作る時に心が折れる工程があります。
今回は焼き菓子作り初心者の人に向けて、意外と気になる工程である・・・
「バターが泡立て器の中に入って困った時の対処法」をご紹介します。
バターが泡だて器に入って困る時とは?
「バターを泡立て器で混ぜる」という工程がどういう困ったシーンなのかを再確認していきましょう。
室温に戻したバターを泡立て器で軽く押し当てながら砂糖を入れて、ひたすらバターと砂糖が一体化して白くなるまで混ぜていきます。
ひたすら泡立て器で混ぜている間にどんどんバターが泡立て器の中に入っていきます。
ただ、実はきちんとコツを掴めば不安にならずに混ぜることができます。
そのコツは3つあるので順番にご紹介していきます。
①バターを泡立て器で混ぜる時バターが固いため
バターが泡立て器の中に入りやすくて困っている人は、バターがまだ少し固いのかもしれません。
焼き菓子やパンを作る時に室温に戻したバターが登場します。
この室温に戻したバターはパン作りでは手でこねていく時に使用するため、手の温度でバターは他の材料と混ざりやすい状態です。
なので正直バターを室温に完全に戻さなくても使えてしまいます。
ただ焼き菓子作りに使用する場合はバターが完全にペースト状にならないと泡立て器やゴムベラで他の材料と混ぜ合わせるのが難しいため、手でバターを押した時にしっかりバターがへこむくらいまで室温に戻さないとなりません。
バターの固さの目安は指で押してしっかりへこむ程度です。
バターを室温に戻し忘れた時の対処法はこちらです。
②バターが泡立て器に入る時は混ぜ方が原因
2つ目のコツは、泡立て器の混ぜ方です。
通常泡立て器で混ぜる時は円を描くように混ぜていきます。
ただ、バターを泡立て器で混ぜる時は異なります。
泡立て器をボールの淵に当てるように、左右に動かしながら混ぜていきます。
このように混ぜることで、泡立て器の中に入ったバターはボールの中に落ちやすくなります。
③バターが泡だて器に入る時は器具を変える
3つ目のコツは泡立て器を使わず、ゴムベラ・ハンドミキサーで代用することです。
正直どうしても泡立て器の中にバターが入ってしまう場合は、泡立て器の使用を諦めましょう。
その場合はゴムベラ・ハンドミキサーを使用して混ぜていきましょう。
クッキー作りの時はゴムベラで代用も可能
同じ焼き菓子の中でもクッキーとパウンドケーキで使われるバターは違う性質を利用しています。
クッキーに必要なバターの性質は「ショートニング性」と呼ばれており、
クッキー特有のサクサク感を出すために入れています。
そして、クッキーを作る際のバターの混ぜ方は空気があまり入らないようにするレシピが多いため、
ゴムベラで代用できるものも多いです。
パウンドケーキ作りはハンドミキサーで代用
パウンドケーキやマフィンを作る時に必要なバターの性質は「クリーミング性」と呼ばれており、
バターの中に空気がたくさん入り込むことで、焼いた時に膨らみやすくなります。
この時には必ず空気をバターの中に入れ込みたいので、ハンドミキサーを使い白っぽく色の変化があるまで混ぜていきましょう。
バターが泡立て器に入らないためには
バターが泡立て器の中に入って困った時は、3つのコツであるバターの温度・混ぜ方・器具の選び方を確認しましょう。
ただ、焼き菓子を作る時の量によっても変わってくるのが現実。
生地量が少ないとどうしても泡立て器の中にバターが居座るシーンが出てきます。
どの焼き菓子を作るのかで混ぜ方や器具など変わるため、しっかり吟味した上で作っていくと失敗しづらいかもしれません。
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